2017年5月7日日曜日

緊急企画!新昭和の扉 シンプルアート(新昭和)の盲点

戸建ての扉ってマンションと比べて20センチほど小さいです。
この20センチが後々かなり効いてくる。
図面上ではだいたい90センチ寸法で書かれているから、てっきり扉も90センチだと誤認しがち。
そう、扉にも三方枠ってのがあって、これがくせものなんです!
我が家でもうっかり扉の図面を入手し忘れてて、冷蔵庫を庭から入れるというハメに(´ω`)
なので、みなさんそんな事にならないように写真付きで解説していきます。

扉は新昭和のシンプルアートシリーズ。











新昭和では一般的な扉。
これが図面では90センチピッチの中で描かれてますが、実際には。。。











約68.5センチ!!!
21.5センチがどこに行ったかというと「扉の周りにある枠で消えた」という感じです。でもこれ、とびらが閉まった状態ですからね?
扉が開いた状態だともっと狭くなります!
ドアノブも計算しないといけないし、扉を開けた状態だと扉の厚み分スペースが加算されるので、これよりも小さくなる。
この事を意識して設計しなくてはいけないし、個人的にはワンサイズ上の扉があるなら変更をするのが望ましい。
しかも難点として、新昭和にはシンプルアートというシリーズの他にJアートシリーズや数種類の扉がある。
これを1つの建物に混在することは出来ない。
なので、室内のテイストは家庭内で意思統一をしておかないとかなりの時間を取られてしまいます_:(´ཀ`」 ∠):

ちなみに下の写真は廊下の仕上がり。
これも冒頭話した通り図面上では90センチなんだが、あくまでも図面上の話し。
実際は88センチ。
これにはカラクリがあって、仕上げの巾木(写真でいうところの壁の下に回り込んでる木材風のやつ)のサイズもあるけど、90センチというのは壁の中心から反対側の壁の中心までの距離をいいます。
これは壁芯からのサイズといい、建築では一般的。
一般的なので誰も説明しないことが多いです。
ここでハウスメーカー側と認識がズレると全部が台無しになるんでご注意を!!
※壁芯の考え方は内装だけでなく、外装や外構にも同じことが言えます。

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